プロ野球とメジャーリーグの審判について

野球では基本的に審判が目で見て判定を下します。ストライクかボールか、アウトかセーフかなど試合に重要な影響を与える判定は数多く存在します。現在ではプロ野球にもビデオ判定が取り入れられており、一部のプレーに関しては機械の力を借りて判定することもあります。とはいえ、ほとんどの判定は審判が実際に見て下されることに変わりはありません。人間が判定を行っている以上、ミスが起こってしまう可能性も十分にあるといえるでしょう。納得がいかない判定があった時に、監督が審判に対して抗議が行われるケースもあります。

一方でメジャーリーグでは審判の判定に抗議がなされることはほとんどありません。メジャーリーグの審判はクエステックシステムという判定機で審判の精度が図られており、精度が低いと見なされてしまうとペナルティが科されることになります。審判のチェックは逐一メジャーリーグ機構が行っているので、選手や監督が抗議を行う必要性は低いということです。

監督が抗議

プロ野球においては抗議がたびたび行われていますが、それで判定が覆ることはほとんどありません。では、抗議をするのは時間が無駄かというと決してそのようなことはないといえます。監督は抗議を行うことによって自チームの選手をかばい、選手の方が正しかったということを態度で示します。これにより選手は監督が自分に味方してくれていると考え、よりプレーに専念することが出来ます。監督まで選手と一緒になって熱く感情表現を行うのは、プロ野球の大きな特徴ともいえるでしょう。